VMware vSphere – vCenter Server の初期設定

vSphere

vCenter Server の初期設定としてデータセンターとクラスターについて解説,設定を行います.
また「VMware vSphere – NFSデータストアの追加」でNFSデータストアを1台だけマウントしていますが,vCenter Server で設定を行うことで簡単にマウントができるというところも紹介します.

データセンターとクラスター

VMware vSphere 仮想基盤では「データセンター」と「クラスター」があります.

「クラスター」は1つのホスト以上で構成されたグループで,この中で vSphere HA (High Availability) や vSphere DRS (Distributed Resource Scheduler) や EVC (Enhanced vMotion Compatibility) の有効範囲です.
※ それぞれの機能については追って解説します

「データセンター」は「クラスター」やクラスターに所属しない ESXi を束ねるコンテナーになります.vCenter Server での「データセンター」はざっくりと説明すると管理単位になります.作成したデータセンターの中にストレージ,ネットワークが集約されます.

データセンターの中で vMotion (ライブマイグレーション) を行うことができます.また, vDS (VMware Distributed Switch) の管理単位になります.

データセンターは vCenter Server で最低1つ必要です.管理範囲や構成で複数のデータセンターを持つことも可能です.

クラスター

クラスターは先に述べた通り vSphere HA や DRS,EVC の有効単位です.この範囲で vSphere HA などの機能が有効になります.

複数のクラスターを構成した場合はそれぞれのクラスターの中でそれら機能が有効になります.
つまり,HA や DRS などの動作を変えたい場合はクラスターを分ける必要があります.

データセンター

データセンターは先に述べた通り,クラスターや単独ホストを格納するコンテナーです.
ストレージやネットワークの情報はデータセンター内で有効です.
vMotion (ライブマイグレーション) もデータセンター内で有効です.ですので,「クラスター #1」にいる仮想マシンを「クラスター #2」に移動させる事が可能です.

一番小さい vCenter Server 管理を行う場合の構成は以下のように一つのデータセンターに一つのホストです.(または一つのクラスターに一つのホストです)

大規模な構成になると複数のデータセンター,クラスターで構成することになります.このような場合はデータセンター単位で物理的にロケーションが別れているなどのケースが多いです.

物理的に分かれていても vCenter Server で集中管理を行うことができます.このように東阪程ではないにせよフロアー単位で分けて管理するなど,構成は色々と取る事が可能です.

データセンターの作成

はじめに「データセンター」を作成する必要があります.メニュー左側の vCenter Server を右クリックでメニューを表示して「新規データセンター」をクリックします.

データセンター名を入力して「OK」をクリックします.

データセンターが作成されたことを確認します.

クラスターの作成

クラスターを作成するには,作成するデータセンターを選択して右クリックでメニューを表示して「新規クラスタ」をクリックします.

クラスター名を入力して「OK」をクリックします.
クラスター作成の段階で「vSphere DRS」と「vSphere HA」を有効にできますが,これは後ほど有効にします.

クラスターが作成されたことを確認します.

ホストの追加

ホストを追加するには,データセンターもしくはクラスターを選択してホストの追加を実施します.
今回はクラスターの中にホストを登録していきます.

クラスターを選択,右クリックでメニューを表示し「ホストの追加」をクリックします.

登録する ESXi ホストを FQDN で入力,root アカウントおよび設定したパスワードを入力して「次へ」をクリックします.
この際,一度に複数のホストを登録できます.

証明書が検証できない旨の警告が表示されますが「OK」をクリックして次へ進めます.

vCenter Server が起動しているホストに警告が表示されます.これはしょうがない状態です.
気にせずに「次へ」をクリックします.

確認画面が表示されますので確認のうえ「完了」をクリックします.

ホストが登録されたことを確認します.
また,ホストに仮想マシンが登録・動作していないホストは「メンテナンスモード」で登録されます.

その他の設定

NFS データストアのマウント

「」では vCenter Server をインストールするために1台だけデータストアをマウントしました.
もう1台は未設定ですのでデータストアはマウントされていません.

vCenter Server 経由の操作でマウントしていないホストへのマウントを1クリックで行うことが可能です.
なお,NFS 用の VMkernel などは事前に設定しておく必要があります.

左側メニューでストレージアイコンをクリックしてデータストア一覧を表示させます.
追加したい NFS データストアを選択,右クリックでメニューを表示して「追加ホストへのデータストアのマウント」をクリックします.

データストアがマウントされていないホストが一覧で表示されますので,マウントを行いたいホストを選択して「OK」をクリックします.

右側メイン画面の「ホスト」をクリックするとデータストアをマウントしているホスト一覧が表示できますので,追加したホストが一覧に表示されていることを確認します.

また,ホストからの確認も可能です.
データストアをマウントしたホストを選択,右メインメニューの「データストア」をクリックするとこのホストがマウントしているデータストアが表示されます.

メンテナンスモードの解除

仮想マシンが存在していないホストを登録した場合はメンテナンスモードで登録されます.
メンテナンスモードになっているとこの上で仮想マシンは動作できません.文字通りメンテナンスを行う際に使用するモードです.バージョンアップやパッチ適用,設定変更の際に利用します.

メンテナンスモードを解除するには,該当ホストを選択し右クリックでメニューを表示し「メンテナンスモード」から「メンテナンスモードの終了」をクリックします.

シェルアクセス,SSH アラームの抑制

「」でシェルアクセス,SSH アクセスを有効にした場合,警告が表示されます.シェルアクセス,SSH アクセスを常時有効とする場合警告が常に出るのは止めたいので「警告の抑止」を行いアラームが出ないようにしましょう.

警告が出ているホストを選択,右メイン画面の「サマリ」をクリックするとこのように「ホストの ESXi Shell は有効になっています」などの表示が出てきますので「警告の抑止」をクリックします.

警告の抑止をクリックすると確認画面が表示されますので「はい」をクリックします.

ホストのアラームが消えたことを確認しましょう.

以上,vCenter Server の初期設定についての解説でした.
次回は本来はもっと前にやっておくケースが多いと思いますが,ローカルデータストアの作成について解説します.




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