「PRのレビューの観点や検証の手順を、毎回ほぼ同じ文章でClaudeに説明しています。なんとかならないでしょうか」
「CLAUDE.mdが長くなってきました。手順書まで書いてよいのか、ほかに置き場所があるのか分かりません」
Claude Codeに作業を任せていると、同じ指示を何度も書いていることに気づきます。毎回貼るのは手間ですし、貼り忘れた回だけ結果が変わります。かといって、すべてをCLAUDE.mdに書くと、関係のない作業のときまで毎回読み込まれてしまいます。スキルは、繰り返す手順をフォルダーとSKILL.mdにまとめ、Claudeに一度だけ教えておく仕組みです。関連する場面でだけ読み込まれるので、手順を毎回貼る手間も、CLAUDE.mdが膨らむ問題も減らせます。
連載「Claude Codeスキル入門」は、Ansibleの検証を題材に、スキルの仕組みを知り、書き、作り、チームに共有し、うまく動かないときに直すところまでを、手を動かしながら学ぶ全12回の連載です。連載「Claude活用入門」、連載「Claude Code実践入門」の続編にあたります。このページは、その入口として、各回の内容と読む順番をまとめています。

この連載で分かること
- スキルとは何か:スキルはフォルダーとSKILL.mdであること、起動時・一致したとき・必要なときの読み込み3段階、CLAUDE.md・フック・サブエージェントとの使い分け
- SKILL.mdの書き方:置き場所、frontmatterのフィールド、本文の書き方、作って確かめる手順
- 発動する説明の書き方:descriptionが答える2つの問い、頼み方の言い回し、言い回しを変えて試す方法、似たスキルの分け方と名前
- ファイルの分け方とスクリプト:SKILL.mdを目次にする段階的開示、scripts・referenceの構成、スクリプトを読まずに実行させる書き方、allowed-toolsによる事前承認と権限ルールとの関係
- 検証スキルの作成と共有:Ansibleの検証スキルを作る流れ、Gitでチームに共有する方法と運用ルール
- うまく動かないときの直し方と演習:症状別のチェックリスト、確かめ方、練習用のリポジトリで手を動かす演習
数値や仕様は2026年10月時点のものです。筆者が手元で試した結果は、CLI(非対話の claude -p)での記録で、Codeタブでの動きは確かめていないところを記事の中で明記しています。この連載は筆者が公式の文書を読んで整理したもので、Anthropicの公式の文書ではありません。
こんな人に向いています
- Claude Codeで同じ指示を何度も入力していて、一度で済ませたい人
- CLAUDE.mdが長くなり、手順を別の置き場所に移したい人
- スキルを作ったのに一覧に出ない・発動しないときの原因を、自分で切り分けられるようになりたい人
- Ansibleなどの検証の手順を、チームで同じ順番に実行できる形にしたい人
学ぶ順番
全12回を、3つのまとまりに分けています。初めての人は第1回から順に読むのがおすすめです。1回の記事は13分前後で読めます(全部で約2時間40分)。演習の3回は、読むだけでなく手を動かすと、その分の時間がかかります。
スキルの仕組みと書き方(第1〜5回)
- 第1回 スキルとは何か
繰り返す指示をスキルにする目安、フォルダーとSKILL.md、読み込みの3段階、CLAUDE.md・フック・サブエージェントとの使い分け、スキルにしやすい作業。 - 第2回 SKILL.mdを書く(2026年11月4日公開予定)
個人・プロジェクト・プラグインの置き場所、frontmatterのフィールド、本文の書き方の6つの勘所、作って確かめる5手順、更新と削除。 - 第3回 発動する説明を書く(2026年11月5日公開予定)
descriptionが答える2つの問い、発動しない説明と発動する説明、頼み方の言い回し、言い回しを変えて試す方法、似たスキルの分け方と名前。 - 第4回 複数のファイルに分ける(2026年11月5日公開予定)
SKILL.mdを目次にする段階的開示、500行未満の目安、scripts・reference・assetsの構成、「いつ読むか」の書き方、参照は1段まで。 - 第5回 スクリプトとallowed-tools(2026年11月6日公開予定)
スクリプトを読まずに実行させる書き方、allowed-toolsの事前承認、権限ルールとの関係、CLIの2.1.289と2.1.302での実測。
検証スキルを作る・共有する・直す(第6〜9回)
- 第6回 検証スキルを作る(前編)(2026年11月6日公開予定)
Ansibleの検証の6段階とスキルに任せる範囲、ansible-verifyのフォルダー構成、SKILL.mdの案(frontmatterと本文)。 - 第7回 検証スキルを作る(後編)(2026年11月7日公開予定)
verify.shのRESULT行と終了コード、prodをスクリプトで止める、reading-diff.md、CLAUDE.mdを短くする方法、動かしたときの流れ。 - 第8回 Gitでチームに共有する(2026年11月7日公開予定)
共有の3つの方法、.claude/のうちGitに入れるもの、同名スキルの優先順位、PRを使った共有の手順、運用ルールと決めておくこと。 - 第9回 うまく動かないとき(2026年11月8日公開予定)
一覧に出ない・発動しない・別のスキルが動くときの症状別チェックリスト、確かめ方、WindowsとLinuxの注意、連載の早見表と持ち帰り。
手を動かして確かめる演習(第10〜12回)
- 第10回 演習(前編):作る・確かめる・発動させる(2026年11月8日公開予定)
練習用リポジトリでの準備プロンプト、スキルを作らせる、一覧に出るかの確認、言い回しで発動するかの確認、足して直す手順1〜4。 - 第11回 演習(中編):分ける・事前承認(2026年11月9日公開予定)
scriptsと参照ファイルに分ける手順5、allowed-toolsで事前承認する手順6、2.1.289と2.1.302での結果の違い。 - 第12回 演習(後編):共有と振り返り(2026年11月9日公開予定)
コミットしてcloneした別のフォルダーで動かす手順7、4Dでの振り返り、自己点検、次に学ぶサブエージェント、連載の結び。
目的別の読み方
全部を読む時間が無いときは、困っていることに近い回から読んでください。
| 困っていること・知りたいこと | まず読む回 |
|---|---|
| スキルとは何か知りたい。CLAUDE.mdが長くなった・同じ指示を毎回貼っている | 第1回 → 第2回 |
| スキルを作ったのに発動しない・一覧に出ない | 第9回(症状別のチェックリスト)→ 第3回(descriptionの書き方) |
| SKILL.mdが長くなった・資料やスクリプトを分けたい | 第4回 |
| スクリプトを実行させたい・確認の画面を減らしたい | 第5回 |
| Ansibleなどの検証を、毎回同じ順番でさせたい | 第6回 → 第7回 |
| 作ったスキルをチームで共有したい | 第8回 |
| 手を動かして、作る・発動させる・共有するまで確かめたい | 第10回 → 第11回 → 第12回 |
あわせて読みたい連載
この連載は、次の2つの連載の続きです。先に読んでおくと、用語や考え方がそろいます。
- 連載「Claude Code実践入門」:CLAUDE.md・スキル・フックの役割分担を第4回で、権限のルールの書き方を第6回で、Ansibleでの検証の6段階を第7回で扱っています。この連載の検証スキルは、その6段階のうち前半の3つをスキルにしたものです
- 連載「Claude活用入門」:Skills・MCP・フック・サブエージェント・プラグインといった拡張の仕組みの全体を、第5回で整理しています
よくある質問
前提の知識はどのくらい必要ですか?
Claude Codeを少し使ったことがあれば読み進められます。個人のProまたはMaxのプランと、Claudeのデスクトップアプリ(Codeタブ)を前提に書いています。CLIの操作は「CLIでは」と添えてあります。題材はAnsibleの検証ですが、スキルの作り方そのものは、コミットメッセージの書き方や手順書の書式など、ほかの作業にも使えます。CLAUDE.mdや権限の基本は、先に連載「Claude Code実践入門」を読むと理解しやすくなります。
どの回から読めばいいですか?
初めての人は第1回から順に読んでください。第1回でスキルの定義と読み込みの3段階をつかむと、後の回が理解しやすくなります。すでにスキルを作っていて困りごとがある人は、上の「目的別の読み方」から読み始めても構いません。
内容はいつの時点の情報ですか?
数値や仕様は2026年10月時点の情報です。Claude Codeの機能や画面、版は変わりやすく、allowed-tools の効き方のように、筆者の環境でも版によって結果が違ったものがあります。記事の中で版と日付を添えているので、使うときは公式の文書と自分の版で確かめてください。