qmail は sendmail 等と違い,設定ファイルが多数ある.これは DJB のポリシーで,パーサを信用しない事から,動作毎に設定ファイルを用意すると言う事だ.
各ファイルの内容は1行に1つの設定となる為,一度なれてしまえば簡単に設定の変更,把握が可能になる.
また,ファイルの内容が簡潔な為,スクリプト等で変更する際も簡単に変更出来る.
設定ファイルは /var/qmail/control 以下に作成する.
最低限の設定ファイルは次の通りで,これだけあればとりあえず qmail は動作する.
ファイルの中身はマニュアルを参照してほしい
me | ホストの完全なドメイン名(FQDN) |
locals | ローカルとして処理するドメイン名の一覧 |
rcpthosts | 受信ドメインの一覧 |
最小限の設定としてこれらのファイルを用意したら,きちんと動作するか確認の為 qmail を起動し,確認作業を行う.
cd /var/qmail |
cp /var/qmail/boot/home rc |
/var/qmail/rc & |
以上で,初期設定は完了となる.
次はqmailの起動,確認を行う.
Hiroyuki Seino http://www.seichan.org/ http://www.seichan.org/blog/
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